サステナビリティへの取り組み
SUSTAINABILITY INITIATIVES
沖縄JTBでは“沖縄と共に育つ”をスローガンに、
「沖縄の経済発展実現に観光を基軸として貢献する」を経営理念として掲げ、2030年までに全ステークホルダー(社員・お客様・事業パートナー様・地域社会)と共に、ステークホルダーのSDGs活動に貢献しながら、沖縄の観光振興になくてはならない存在であり続けることを目指しています。
サステナビリティ推進のための重要課題
環境・社会・経済・ガバナンス・地域社会貢献の5つの分野における重要課題に対し、持続可能な沖縄の未来を実現するため、具体的な施策を積極的に推進していきます。
気候変動対策、環境保全に貢献
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沖縄観光周遊における環境負荷の少ない二次交通利用の推進
沖縄エアポートシャトル(※)は、那覇空港から美ら海水族館までの区間を運行し、観光客の移動をサポートします。二次交通の利用促進により、CO2排出量の抑制に貢献し、持続可能な観光の実現を目指します。環境負荷の少ないモビリティの運行を通じて、沖縄の交通課題解決にも貢献し、移動の選択肢を広げることで、観光の質の向上も図ります。 ※沖縄エアポートシャトルは、沖縄JTB㈱と㈱北部観光バスとの共同出資による事業組合が運営しています。 -
<CO2排出量削減量>
約870kg
ペットボトル(500ml)
約25,000本相当
(2024年8月~2025年3月)
マイボトル利用推進活動を通じてCO2排出量削減に貢献
社内でのエコキャップのリサイクル活動に加え、環境への配慮を強化するため、ペットボトルの使用削減に取り組んでいます(2024年8月~)。執務スペース内にウォーターサーバーを設置し、マイボトルの利用を推進。その結果、8カ月間で約25,000本のペットボトル(500ml)の使用を削減し、約870kgのCO2排出量削減に貢献しました。現在もこの取り組みを継続しています。 -
沖縄の生態系を守り、持続可能な環境の維持へ
沖縄の豊かで美しい自然を未来へつなげるため、環境問題の解決に取り組んでいます。生物多様性保全を目的とした「外来種駆除活動」、赤土流出による海洋環境への影響を防ぐ「赤土流出防止対策活動」、そして海洋ゴミによる生態系への影響を軽減する「ビーチクリーン活動」を実施し、持続可能な環境づくりに貢献しています。
「働きがい」向上に向けた環境整備
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社内コミュニケーション活性化で一体感を醸成
ボーダレスな交流促進を図るため社内イベントを開催しています。チーム毎にテーマカラーやアイテムを揃える「ドレスコードDay」。社員のお子さんを招待し、社内ウォークラリーで他社員との交流を図る「Family Day」など。職場環境の醸成、モチベーション向上につなげています。 -
社員の自立をベースとしたキャリア支援
JTBグループでは、多彩なプログラムを備えた教育プラットフォーム「J-Campus」により、社員が自由に学べる機会を提供しています。加えて、沖縄JTBでは実践的なビジネススキルの向上や、沖縄の観光資源に対する理解を深めるために、社内セミナー「ステップアップ+」も開催。講義スタイルに加え、グループワークを通して他部署の社員との意見交換により、双方の能力開発意欲も高めています。 -
なでしこフォーラム(沖縄開催)
JTBグループでは、女性活躍推進の取り組みとして「なでしこフォーラム」を開催しています。参加者は、座談会やゲストスピーカーの経験談を通して多様なキャリアパスや働き方を知り、自身のキャリアを柔軟に考える貴重な機会を得ています。
地域経済の活性化
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観光DX支援による県内観光事業者の収益性向上への貢献
デジタルソリューションと人(社員)の力で事業者をつなげる事業に注力しています。観光事業者同士が連携し、複数の施設や体験コンテンツを組み合わせたデジタル共通券・周遊券の企画・造成しています。「チケットHUB」や「JTB BÓKUN」といったプラットフォームの導入支援を通じて、観光事業者と販売事業者の双方の業務効率化と販売機会の拡大を図っています。 -
食を通じて沖縄北部の自然の恵みと豊かさを発信
私たちは、沖縄北部の農業と食文化を支える「なごアグリパーク」の施設運営管理を行い、6次産業の促進に取り組んでいます。施設内のカフェ&レストランでは地元食材を活かしたメニューを提供し、アグリストアーではオリジナルPB商品や地域の加工品を販売しています。これからも当施設を起点に農業、観光業、商工業をつなげることで地域経済へ寄与していきます。 -
事業者共創による高付加価値旅行の基盤確立
沖縄・奄美エリアのアドベンチャーツーリズムを推進しています。自然・文化体験・アクティビティに深く没入する魅力ある高付加価値コンテンツを造成。並行して体制構築支援や関連する人財育成などにも注力しています。沖縄県が目指す「世界から選ばれる持続可能な観光地」の実現へ向けて、新たな価値創出に取り組んでいきます。
内部統制の強化
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内部統制強化によるガバナンスの確立
健全性、透明性、効率性の高いガバナンスを実現するため、内部統制システム構築の基本方針および内部統制委員会規程を定め、グループ本社内部統制チームと連携した内部監査を通じて現状分析を行い、課題の抽出と具体的な改善に取り組んでいます。また、定期的に社員向けセミナーや理解度テストを実施し、理解の深耕度を確認しています。
地域の持続可能な発展に貢献
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沖縄伝統文化・芸能イベント「杜の賑い沖縄」
私たちは、沖縄の伝統文化・芸能を守り、継承することで地域の持続可能な発展に貢献するJTBグループイベント「杜の賑い沖縄」の企画・運営をしています。忘れられつつある郷土の祭りや芸能を見つけ、掘り起こし、一堂に集めて披露することで、地域活性化を促します。沖縄伝統芸能の第一線で活躍する舞踊家から高校生まで約500人が参加し、若者の芸術支援にも貢献。これまで40回に渡る公演を重ねており、今後も文化継承にとどまらず、地域創生の両面からも取り組んでいきます。 -
地域の子どもや学生の育成・教育支援
観光業の次世代育成や教育機会の提供のため、積極的に社外イベントへの参加やインターンシップの受け入れを行っています。2024年度は沖縄県主催の「沖縄観光こどもみらいお仕事体験」に参加し、多くの小学生が『沖縄本島日帰り旅行の行程作り』を体験しました。今後も子どもたちが沖縄の魅力に気づく学びの場を提供していきます。