SDGs推進と伝統工芸の未来を学生と共創
学生の視点でひらく、持続可能な文化のカタチ
沖縄JTBは、沖縄県主催のSDGs推進イベント「みんなでSDGs!」における「学生×企業おきなわSDGs協創プロジェクト」に参加しました。
本プロジェクトでは設定したテーマに基づき、2025年8月から3回のワークショップを経て、10月に成果発表を行う取り組みです。
今回のプロジェクトテーマを、沖縄の文化継承×観光 ~「琉球紅型」の新たな使用シーンを提案しよう~ と設定し、興南高校・興南中学校の学生9名と共に、「琉球びんがた」の認知拡大と継承に向けた新しい使用シーンを提案しました。
学びと気づきのプロセス
◆第1回ワーク
那覇市首里の「首里染織館suikara」で琉球びんがた染め体験を実施。職人からびんがたの歴史やびんがたへの想いを学びました。

◆第2回ワーク
琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの小渡事務局長を招き、現状や課題、当事務局の取り組みを共有していただきました。職人に利益が還元されない現実に学生たちは驚きを隠せませんでした。

◆第3回ワーク
これまでのワークを振り返り、課題の整理とターゲットを設定。興南祭で実施した琉球びんがたに関するアンケート調査を踏まえ、新しい活用シーンをディスカッションしました。


学生たちの提案
10月17日、学生たちによるアウトプットプレゼンテーションが行われました。
パート毎にプレゼンターを変え、それぞれの想いを熱く発表していただきました。
<課題と気づき>
・びんがたに触れる機会が少ない
・製作者の存在が知られていない
・職人に利益が還元されない
<ターゲット>
沖縄在住の中高生
<琉球びんがたの新たな活用シーン>
・びんがたデザインの香水
・びんがた絵柄の絵本

沖縄JTBの今後の取り組み
プレゼンテーション後、当社よりフィードバックや実現に向けた連携企業の紹介、沖縄県内・他地域の伝統工芸とのコラボ事例を共有しました。
今回でプロジェクトは終了となりましたが、沖縄JTBは今後も学生の学びを支援し、「琉球びんがた」の魅力発信に取り組んでいきます。

