サステナビリティに資する交流の拡大ーサステナブル研修ー
10月6日(日)、沖縄本島北部でJTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会(以下略称旅ホ連)サステナブル部会(※)主催による「サステナブル研修」を実施しました。
旅ホ連会員である宿泊事業者を中心に、他JTBレキオス会会員など、ご家族も一緒に計28名が参加されました。
今回の研修テーマを『サステナビリティに資する交流の拡大』とし、参加者に沖縄JTBや旅ホ連会員が取り組んでいる具体的なサステナビリティ活動を「体験」を通じて伝える内容としました。
移動にはEVバス(伊江島観光バス)を利用。
環境に配慮したバスは、音も静かで乗り心地も良く好評でした。
プログラムは2部構成となり、はじめに、当社運営の『なごアグリパーク』で「フードリボン」による、パイナップルやバナナの葉を利活用した「生産者の顔が見える繊維」、「自然に循環する衣服」の講演と「パイナップル葉繊維取り出し体験」ワークショップを行いました。
パイナップルの葉肉をそぎ落とすと、きれいな繊維が。
パイナップルのチャームをつけてかわいいキーホルダーに仕上げました。
体験後は、なごアグリパーク内のレストランで昼食タイム。
やんばるの食材を使った「やんばる親鶏ミンチと中華風サルサソースのタコライス」、「中華風ゆし豆腐」、「やんばる赤卵のクラシックプリン」など地産地消のフードを堪能しました。
また当施設は食事だけでなく、やんばるの素材を使用したお土産を販売するセレクトショップ「Marche(マルシェ)」も併設されているため、食事の後、初めて見る商品の数々に迷いながらも、楽しそうに買い物をしている様子が見られました。
午後はかりゆしサンゴパーク「サンゴ教室」へ移動。
沖縄の海洋環境講習やグラスボートで海中観察を行いました。
海洋環境講習では、サンゴの生態やサンゴ礁が白化現象により危機的状況にあること、台風とサンゴ礁の関係などを学びました。その後、グラスボートでサンゴ礁のスポットへ移動し、ガイドの説明を聞きながらサンゴの種類やサンゴの周りに生息する魚たちを観察しました。
研修を終え、参加者からは、
・身近にある物も視点を変えれば色々な可能性がある事に気づかされました
・本来ならゴミとなるはずのパイナップルの葉が魅力ある商品として生まれ変わることに驚きを感じました
・初めて地鶏のタコライスミートを食べましたが、とても美味しかった。沖縄フードのタコライスで地産地消は良いと思いました。
・グラスボートでは座学で聞いたことを実際に見ることができて、通常の観光としてのグラスボートとは全く違う感情で体験することができました。
などの感想をいただきました。
今後も沖縄JTBは、JTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会やJTBレキオス会と連携し、『サステナビリティに資する交流の拡大』に取り組んでいきます。
(※)2024年4月より、JTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会では、サステナビリティの推進として、「サステナブル部会」を立ち上げ、沖縄JTBと共に取り組んでいます。
<今回の活動SDGs>
・EVバスの利用
・パイナップルの葉が価値ある天然繊維へ
・海洋環境講習